プチ援

僕が育ったところは何にもない町でね、娯楽と言えば漬物とかコロッケしか売っていない商店街の中にあったゲームセンターくらいのものだった。
だから地元の学校を卒業したら、さっさと都会に行っちゃう奴らが多かったね。高校の同級生で僕のようにいまだに地元に根を張っているのは誰もいないんじゃないかな。僕も地元に未練があるわけじゃないのだけど、地元の再開発事業に携わっていてね、離れたくても離れられないのが実情なんだ。
で、あの古びた商店街を取り壊して郊外型のショッピングモールを建設する、と言う話が持ち上がってきたのだけど、これが結構難航していた。商店街の人たちが誰も土地を売ろうとしないわけ。1個50円のコロッケや、1回100円のゲームなんかで生計を立てられるわけがないにもかかわらず、彼らが頑として首を縦に振らないのは、利益うんぬんよりも愛着なのだろうと思っていた。
僕も調査を兼ねて久しぶりに商店街に出入りしてみた。建て直しとかも一切していないから、子供の頃に遊んでいた光景と全く変わらなかった。ある意味、文化遺産として保護対象にしてもいいんじゃないか?と思うくらい未だに昭和な雰囲気だった。
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そんな中でゲームセンターだけがなぜか繁盛していた。誰もゲームなんてしていないんだけど、老若男女がそれぞれ席に座ってドリンク片手に談笑しているんだ。いかにも頑固そうなあのコロッケ屋のおやじも、JKと同じ席に座って頬を緩ませまくっているんだよ。なんだこれは?と思った。
ちょっと取材も兼ねて調べてみると、なぜかゲームセンターが「出会いの広場」になっていたんだ。中にはプチ援している女の子もいるらしい。ここに集って異性をナンパするのもよし、おっさん相手にプチ援して小遣い稼ぎするのもよし、風俗なんてない町だからこんなところにエロ方面のコミュニティーがあったわけだ。何となく、コロッケ屋のおやじたちがこの場所を売りたくないのもわかる気がしてきた。
でも、よくよく考えてみたら、僕の今の奥さんもこのゲームセンターでプチ援やってたところをひっかけたのが出会いのきっかけだったんだっけ。やっぱり文化遺産として保護登録したい気持ちの方が強くなった一幕でした。
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